京丹後の週末住宅

京丹後の週末住宅

海岸前にある住宅兼宿泊施設です。
地域の景観を考え、CB(コンクリートブロック)造の壁と木造の方形屋根からなる建築で計画を進めました。異なる素材同士は構造的に縁を切りつつ、視覚的に自然に混ざり合って見えるようデザインしています。積雪の多い地域のため木造部分には斜材を多く配置し、複雑な仕口を成立させるために挟み梁を採用しました。45度の角度で配置された梁やレベル差の多いスラブにより、回遊性の強調された建築として竣工しました。

京丹後の週末住宅 構造設計
京丹後の週末住宅 構造設計
京丹後の週末住宅 構造設計
木トラスとコンクリートブロックで構成される週末住宅です。スラブの段差や、45度に振った軸組から回遊性が生まれています。
京丹後の週末住宅 構造設計

以下撮影 IN-STRUCT

京丹後の週末住宅 構造設計
京丹後の週末住宅 構造設計
京丹後の週末住宅 構造設計
積雪の多い地域のため、屋根構面や鉛直構面などあらゆる箇所でトラスを採用しました。方形ならではの複雑な仕口を解決するため、挟み梁を採用しています。
京丹後の週末住宅 構造設計
京丹後の週末住宅 構造設計

所在地:京都府
用途:住宅
竣工:2023 / 2
建築家:荒尾 英生 / HAA、寺田 英史 / tamari architects(東屋部分)
構造設計:IN-STRUCT
撮影:大竹央祐(竣工後写真)
施工:道下工務店
工事種別:新築
構造:木造
規模:平屋建
受賞・掲載:designboomarchitecturephotoarchidaily

Location: Kyoto Prefecture
Use: Residence
Completion: February 2023
Architect: Hideo Arao / HAA , Hidefumi Terada / tamari architects(Pavilion part) 
Structural Design: IN-STRUCT
Photography: Yosuke Ohtake (Post-completion photo)
Construction: Shirakashi Corporation
Type of construction: New construction
Structure: Wooden
Scale: Single-story
Awards and Publications: designboomarchitecturephotoarchidaily

This is a residential and lodging facility located in front of the beach.
Considering the local landscape, the building was designed with CB (concrete block) walls and a square wooden roof. The different materials are structurally separated from each other, but visually designed to blend together naturally. The beams are placed at 45-degree angles and the slab has many differences in level.