楠葉の住宅
一般的な2階建て住宅のボリュームを鉛直・水平にスライドさせることで、通常では期待できないような光・視線の獲得を目指しています。
水平構面の分断が多く力の流れが複雑になるため、梁組をRhinoceros で確認し、基礎まで力が伝達できるよう架構を調整しました。さらに大壁と真壁、斜材を細かく使い分けることで、力の流れを空間に直接露出させない計画としています。
1階のリビングは柱スパンが大きくなるため、2階床のずれを利用してフィーレンデールのような梁組を形成し、変形を抑えています。
床梁の隙間から、うっすらと光が差し込みます。
床のずれを利用して、フィーレンデールのような架構を形成しています。
通常の住宅のボリュームを上下左右に動かすことで、光や空気が中央まで通る構成となっています。
所在地:大阪府
用途:住宅
竣工:2021/4
建築家:太田翔 / OSTR
構造設計:IN-STRUCT
施工:大倉
撮影:大竹央祐
工事種別:新築
構造:木造
規模:2階建て
掲載:architecturephoto
Location: Osaka Prefecture
Use: Residence
Completion: April 2021
Architect: Sho Ohta / OSTR
Structure design: IN-STRUCT
Construction: Okura Corporation
Summary: Yosuke Ohtake
Type of work: New construction
Structure: Wooden
Scale: 2nd floor construction
Publications: architecturephoto